袴田事件|鑑定人|本田鑑定は、否定される要素なんてない


本田鑑定は、否定される要素なんてない


さらに言わせてもらえば、本田鑑定は否定される要素なんてありませんよ。仮に、今回の本だ鑑定が検察側証拠として出されたなら、絶対に否定されないはず。事実、本田先生は過去何回も検察から推薦された鑑定人として、結果的に検察の立証を裏付ける鑑定をしていますけど、その時は検察から称賛されています。

また、晴山事件の時には、弁護側依頼の鑑定人だったのですが、被害者の体内に残されたDNAと被告のDNAが一致したという鑑定書を出しています。それは、弁護側の期待を裏切り、検察側の有罪立証の決め手となりました。科学に色はついていないということです。

本田先生の鑑定には、検察側だとか弁護側だとかいう圧力に左右されることはありません。ひたすら科学に忠実なだけ。結果をどちらかに有利にしようという意図は皆無。本田先生は実に誇り高き科学者だと思います。

本田先生が鑑定をやることになったら、検察が猛反対してきました。本田鑑定人は足利事件で鑑定を混乱させたからふさわしくないと。

足利事件では科学警察研究所の鑑定が間違えていて、本田先生と鈴木先生の鑑定で再審になった事件ですよね。その事件を持ち出してきて、混乱させたって言うのですから、ビックリしますよね。逆恨みもいいとこ、混乱させたのではなくて、科警研の過ちを正しただけです。

科警研の守護神としての検察が、異常な執拗さを発揮して本田先生を攻撃していることに、底知れぬ戦慄すら感じます。

(角替清美弁護士)


「緊急座談会」抜粋
袴田事件弁護団発行



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